2009年8月 9日 (日)

感染症診療の原則basic2

抗生物質が広汎スペクトルになると、
菌名が気にならなくなってきた?
いまでも、ペニシリンは効く。
免疫不全では、予測困難、予測は危険。
顆粒球減少、細胞免疫障害(移植、HIVなど)
「感受性を報告する薬と報告しない薬」に注意。
菌種により、治療期間が異なる。
黄色ブドウ球菌では4-6週間必要。
大腸菌では、1-2週間。
大腸菌ではペニシリンGに自然耐性なので、報告しない。
A群溶連菌では、ペニシリンGには必ず感受性があるので、報告しない。
代表薬剤:ブドウ球菌ではペニシリンGに感受性があれば、
ABPCにも感受性があるので、ABPCは報告しない。
「VitroとVivoの乖離」
Vitroで感受性があっても、臨床的に感受性がない薬剤は報告しない。
例えば、サルモネラ菌では、CEZ、GMは薬剤感受性があっても、臨床的に効かない。
「抗生物質の開始時期で、臨床的に差はない。」
「重症度だから広汎抗菌スペクトラムを使用するは間違い。」
「肺炎の死亡率は、昔も今も変わらない。」
つまり、耐性菌が原因ではない。
耐性菌は、葬儀屋であって、殺し屋ではない。
死が近づくと、出てくるだけ。
「グラム陰性桿菌で耐性菌と死亡率は無関係」
「百発百中は危険。」
インフルエンザ菌は、50%は耐性菌であるが、
イチローだって、打率30%であるから、
50%効果があれば、いいと考える。
「細菌感染症は改善するか、悪化するか。」
症状が安定しているのならば、抗生剤をやめてみる。
など、非常に示唆に富んだアドバイスがたくさんありました。

2008年11月 9日 (日)

第39回全国学校保健・学校医大会

第39回全国学校保健・学校医大会(新潟朱鷺メッセ)に参加してきました。
http://www.niigata.med.or.jp/gakkoui/
全国の学校医や、養護教諭、栄養士が集まります。
日頃の成果の発表がされます。
今回は、主催場所である新潟の発表が多かったです。
主催地柄、完全米飯給食について、力強い発表がされました。
米飯は、虫歯になりにくい。食パンは、保水率が低いので、
脂肪分を多く含まないと、しっとりしないそうです。
しかし、米飯給食率の高い高知県は、学力テストが低かったという
結果が質問で出ましたが。
最後に、来年の大河ドラマ「天地人」直江兼続について講演がありました。
上杉謙信について、会津藩から、米沢藩に移り、財政政策で、支えたという
話でした。

2008年10月23日 (木)

櫻井よしこ「教育が拓く未来」

文化講演会
平成20年10月22日(水)
アメリカは、同盟国として、日本では頼りないので、
中国と組もうと考えている。
それは、日本人の質の低下である。
「日本人は、日本人ではない。」
「歴史を学んで始めて、日本人になれる。」
小学校、高校でも歴史の教育は、
ひどいものである。
小学校では、歴史は、社会科の一部である。
昨年、未履修問題で騒がれた高校でさえ、
必修なのは世界史で、日本史は必修でさえない。
大学においては、国立大学の独立法人化により、
研究は、後退し、今後、ノーベル賞が取れるような
科学者は生まれてこないであろう。
まず、第一に、文部科学省をつぶすべきですと
提言したい。
北方領土問題も、旧ソビエトは。昭和20年8月8日に
原爆が投下されるのを知りながら、満州から、北方4島に
侵略を開始しました。
満州では、女・子どもしか残っておらず、
逃げる伸びるために、子どもを残してきました。
(それが、残留孤児です。)
そして、8月15日敗戦後も、武装解除した日本人を、
80万人シベリアに抑留して、シベリア鉄道の工事をさせました。
ソビエトも和平条約に署名したにもかかわらずです。
これは、明らかに、国際法違反です。
それをロシアは現在でも、北方領土は、ソビエトの、
正当な戦争に対する報酬だと主張しています。
こういう史実を知れば、引きこもってなどいられなくなります。
推薦図書
柳田国男全集、
ある明治人の記録―会津人柴五郎の遺書 (中公新書 (252)) 石光 真人 (新書 - 1971/5
逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー) 渡辺 京二 (単行本(ソフトカバー) - 2005/9
武士の娘 (ちくま文庫) 杉本 鉞子 大岩 美代 (文庫 - 1994/1
石光真清の手記 1 -3(中公文庫)

2008年10月19日 (日)

聖ルカ臨床教育研究セミナー

聖ルカ臨床教育研究セミナー
医学教育の新しい潮流
平成20年10月19日(日)
http://jsme.umin.ac.jp/ann/jmse_an_080716_semi.html
アメリカで2番目に古い医学部コロンビア大学学部長Dr. Lee Goldman
ハーバード・メディカルスクール教授Dr. Charles J. Hatem
デュークシンガポール大学・メディカルスクールDr. Robert K. Kamei
ハワイ大学Dr. Joshua L. Jacobsの生のお話が聴けました。
1944年ノーベル物理学賞を受賞したIsidor Issac Rabiの母は、
「その日に学んだことについては尋ねなかなかったが、
「今日はいい質問をした?」といつも母が言っていたことが
私を科学者にした。」と言っていたそうです。
効果的な学習法として、「知識は蓄積するものではなく、
構築されるもの。」
「効果的に質問を用いているか?」
など、考えさせられるkey wordを得ることができました。



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